トヨタクラウンエステートの劣化し黄ばんだヘッドライトをリフレッシュ致しました。
こちらのお車は以前にガソリンスタンドで黄ばみ取りをされた車両ですが、コーティング剤が剥がれ落ち更に劣化が進んでしまった状態のヘッドライトで、まずは剥がれ落ちたコーティング層を剥がし、劣化したレンズを復活させます。
ヘッドライトレンズ周りを洗浄しマスキング処理をしてからコーティング層を剥がしていきます。
今回の様にコーティングが剥がれ落ちる原因はコーティング前処理に脱脂作業をしていないか不十分な場合に発生致します。
しかも今回のコーティング層は厚塗りタイプの様ですので慎重に削り落として本来のヘッドライトレンズ表面を露出させます。
削り取ったコーティング層と共に劣化し黄ばんだヘッドライトレンズ表面を磨きクリアーな状態に仕上げます。
クリアーになったレンズ表面をコーティングする際には脱脂作業を行いますが、石油系溶剤等を利用するとヘッドライトレンズが白濁したり致しますので、アルコール系又はお湯で脱脂します。
ヘッドライトレンズ前処理終了後に水分等をしっかりと除去してから最後にコーティングを施工して完了です。
樹脂製ヘッドライトは油分(ワックス等)や紫外線等で劣化が進み徐々に黄ばみが発生致します。
黄ばみの初期段階では簡単に黄ばみを落とす事も可能です。
普段のお手入れではヘッドライト表面に付着した汚れや油分はしっかりと除去する事で劣化防止にもなります。